レオのブログ

アーリーリタイアして、いろいろとチャレンジしているブログです。

シベリア鉄道、列車内にて③

10月28日 19:10 イルクーツクを出発。

シベリア鉄道第二幕、モスクワに向けて4泊5日の旅が始まる。

 

 



イルクーツク出発前には予想外な出来事が重なり、モスクワ行シベリア鉄道の発車寸前に何とか乗り込むことができた。

 


(その時の状況は、 👇) www.leo-z.site

 

途中の道が渋滞してたら、バスの乗り継ぎに迷ったら、バスが遅れたら等々、チョットした行き違いがあれば列車に乗り遅れてた可能性があると思うと、列車が出発してから冷静になり、久しぶりに冷や汗が出た。こんなドキドキは国内では味わえない。これを乗り越えた時の快感、これがあるから個人旅行は止められない。



今回乗車するシベリア鉄道は、チタ発(キリル文字表記 Чита 英語表記 CHITA)モスクワ行 069便。これはウラジオストクからイルクーツクまで乗った001便ロシア号とは違い、ちょっと格下に当たる列車。

ロシア号は、国鉄時代でいう"特急つばめ"のような感じ。食堂車あり、車両間の扉は自動、トイレは飛行機のような高速吸引方式(?)等々、おそらく最新式の車両が連結されている。


069便は、食堂車なし、手動扉、トイレは旧国鉄時代にあった屋外排出式、その分、価格も5,798㍔(約11000円)と安い。


ロシア号と同じく各車両には2名の車掌が付いており、案内、清掃その他諸々の業務をこなすので、列車内は綺麗に保たれて快適ではあるが、少し困るのがトイレ。


国鉄でも見たような、懐かしい少し茶色の水で排水されるが、駅に近づく間は扉が閉められて使えない。その間約15分、タイミングを逃すとヤバい。ロシア号では超快適だった寝台のマットも、この車両では若干貧弱で寝心地が落ちる。

だが寝るには支障がなく、イルクーツクーモスクワ間の約5200km(鹿児島ー札幌間の約2倍)の移動と宿泊4日分と考えると、約11000円は格安。

今回も前回と同様3等車のオープン寝台だけど、ロシア人の日常のようなものが垣間見れて、とても楽しい。

乗客が乗り込むと、ます最初にするのが着替え。たいていはジャージにTシャツだが、中には家で寛いでいる様なパジャマ姿も見られる。着替えた後は、食事の準備やクロスワードパズル、読書など様々。それぞれが気兼ねなく寛いでいる。私も2度目のシベリア鉄道なので、緊張せずに過ごすことが出来る。しばらくイルクーツクの出来事を思い出しながら、車窓を眺める。

 

 

イルクーツクで知ったバイカル湖畔を走るシベリア鉄道の旧線、バイカル湖岸鉄道には乗りたかった。ガイドブックには載っていたが、詳しい情報は無い。ようやく現地で分かったは、5月から10月末限定で、なんと今年は蒸気機関車が走っている。

 

10月末は、あと土日の2日しか走らないが、切符はあり買うことが出来る、しかし私がイルクーツクを出発するのは金曜日。インフォメーションで英語を理解する人に聞くと、列車の予約変更は出来るハズと言っているので、駅の窓口まで行って交渉するも、駅では英語を理解する人はいなくて、変更は出来なかった。大変残念だったが諦めることにした。


列車がイルクーツク市街を抜けると、白樺の森林が続く。直ぐに太陽が沈み、暗闇に包まれるので寝床を準備すると、乗車前のトラブルもあり疲れが襲ってきて寝る。

夜中に目が覚める。時計を見ると夜中の2時。窓の外は真っ暗だが、よく見ると北斗七星が輝いている。北斗七星だけでなく星空が輝いている。列車から観る星一杯の夜空、こんな風景は想像していなかった。写真に収めたいが、動く列車の中での星空は難しく、ブレブレの写真しか撮れない。凄い風景と思いながら、星座には詳しくないので直ぐに眠くなり、また眠りについた。

明け方に目が覚める。朝霧の中で太陽が昇っていく。とても美しい。まだモスクワまで4日かかるが、気持ちの良い一日が始まる。

 

 

しばらく何も考えず車窓を眺める。どこかの駅に近付いたので、ネットで状況を確認しようとするが繋がらない。電波は掴んでいるので、なんか調子が悪いと深く考えず、駅を通過するとまた圏外になった。次の駅に停車しても、電波は拾っているがネットに繋がらない。イルクーツクを出発する前に、時間をかけてチャージしたはずなのに、何かがおかしい。次の駅でも繋がらないので、諦めることとする。

大きな駅でwifiに繋ぐことが出来たがFacebookの確認やyahooニュースの確認だけで終わってしまい、電波が繋がらない理由は分からない。次の大きな駅では60分程の停車時間がありSim販売の窓口もあったので、理由が確認できた。

 

ロシアは広いので、電波が西と東に分かれているようで、私がウラジオストクで購入したSimは、イルクーツクを過ぎると手続きをしないと繋がらないらしい。仕方ないが、苦労してイルクーツクでチャージした意味が無くなり悲しくなる。当分、日本語は全く通じず片言の英語だけで、キリル文字だけのシベリア鉄道を過ごすことになった。
 

シベリア鉄道、その④に続く